きもちにはばを。そして黄金のまどろみを。


by amemou
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いただきます

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毎朝台所から聞こえるリズミカルな音。
朝ごはんが出来たから、と祖母の呼び声。
今日はいいや、と僕の声。

学生時代は祖母の家に居候していました。
実際元気な祖母と一緒に暮らせた時期は一年とちょっと。
台所には反りきった脚つきまな板と、よく研がれた包丁。
煮付けに、おからに、お漬物。焼き魚、味噌汁、てんぷら、おはぎに、お好み焼き。
今思えば、もっと祖母の料理を味わっておけばよかったな。
今だったら喜んで食べるのに。
そうして今、僕の手元にはあの台所と同じセットが一つ。

何となくで今まで料理はしてきたけれど、道具にこだわったことは無かった。
料理にもう少し寄り添ってみようと思ったとき、最初に浮かんだのがこれだった。
このまな板が反る頃には何か変化はあるんだろうか。
この包丁が薄っぺらくなる頃には隣に誰がいるんだろうか。
そんな想いも抱きつつ、明日は何を作ろうか。

毎朝台所から聞こえるリズミカルな音。
朝ごはんが出来たから、と祖母の呼び声。
いただきます、と僕の声。
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by amemou | 2010-06-30 02:39 | 雑記